友達が行政書士に合格したと言っていました。ぶっちゃけすごいことなんですか?イマイチ分かりません。
こんな疑問を持つ方のために書いています。
行政書士に合格することはすごいことなのか?それを理由と共に解説していきます。
僕は非法学部で働きながら行政書士試験に一発合格したのでそれなりに合格の大変さは知っているつもりです。
結論から言ってしまうと、世間で思われている以上にすごいことだと思いますよ!
【結論】行政書士試験に合格することはかなりすごい
結論から言いますと、行政書士試験に合格することはかなりすごいことですよ。
実際に1年以上勉強して、何度も挫折しそうになり、時には辛い思いもしながら苦労して取得した僕からしたらあの勉強を乗り越えてきたであろう合格者はみんなすごい人に見えます。
そりゃあ中には非常に頭の良い人も居て、大して苦労することなく合格しているかもしれませんが、そんなのは極一部の天才だけ。
行政書士は天才じゃなくてもコツコツ勉強すれば合格可能ですが、決して楽して取得できる資格ではありません。
半年から1年以上は法律勉強に身を投じる覚悟が必要です。
そんな覚悟や忍耐を持った人がすごくないわけがありません。
以下、さらに詳しい理由。
【理由1】合格率を見ると10人に1人しか受からない
まず行政書士の合格率から。
例年10%前後です。
つまり10人に1人しか受からない試験。
冷静に考えて10人に1人しか受からない試験に合格したらすごいですよね。
数字が雄弁に物語っていますよ。
【理由2】範囲がめちゃくちゃ広い
行政書士の勉強範囲ってめちゃくちゃ広いんです。
- 憲法
- 民法
- 行政法
- 会社法
- 一般知識(個人情報保護・文章理解・政治経済など)
学生時代の一夜漬けとはレベルが違います。
広範囲を目標を決めてコツコツ学習して、
忘れては復習して忘れては復習しての繰り返しです。
試験日までに広範囲の学習内容を合格できるレベルまで頭に叩き込む計画性が必要です。
【理由3】記述式試験があり思考型の資格
例えば社労士は暗記型の試験と言われていますが、行政書士は逆に思考型の試験と言われています。
丸暗記するより、法律の背景や理由なども理解して、その場で考えて解答する必要があるのです。
また記述式の問題もあり、深部まで理解して自分の言葉で表現できないと合格できません。
最初は記述式なんて全然書けないですよ(笑)
法律の言葉なんて初学者からスラスラ出てくるわけがありません。
僕も記述式には苦労しました(笑)
行政書士が一部の人に簡単だと思われている理由とは?
たまに行政書士は簡単だと言う人がいます。
そういう人に限って行政書士は持ってないですし、ましてや勉強したことすら無さそうですが(笑)
でも実際に簡単だと思われているのは一部で感じます。
その理由は何故だろうと考えると、やはり「昔のイメージ」があるからでしょう。
昔の行政書士試験は簡単だったというのは確かです。
現在の試験と比較して難易度が全然違います。
暇なら大昔の問題を見てみてください。
昔の簡単な行政書士の試験を突破して免許センターの近くの小屋で細々と「代書」稼業を営んでいる行政書士像を持っている人からしたら行政書士が簡単な資格に見えるのでしょう。
「行政書士試験は簡単」というのは昔の話で嘘。最近の傾向はどうなの?
行政書士の難易度を正しく把握しよう
ここまでで説明したように行政書士の資格は多くの人が思っているよりは難しいものだと思います。
これから受けようと思っている人は油断せずにしっかり準備していくことをオススメします。
行政書士の難易度をわかりやすく解説!合格率や勉強時間は?の記事でまとめているように勉強時間的には1000時間くらいが目安になるので、合格しようと思ったら色々なことを我慢する必要が出てくるかもしれません。(遊ぶ暇は無い)
片手間でテキストを1,2回読んだくらいでは歯が立たない資格だということは言っておきます。
まとめ
いかがでしょうか?
行政書士に合格することはすごいことなのか?という点で解説しました。
もう一度言いますけど、行政書士に合格することはすごいことです!
家族や友人で行政書士試験に挑戦している人がいれば、ぜひ応援してあげてください。
勉強中、苦しい時は何度もやってきますが、そんな時に助けになってくれるのは身近な人の応援だったりします。
そしてアナタ自身が行政書士に挑戦したいと思っているのなら、
「これからすごい事に挑戦するんだ」という覚悟とワクワク感を持って楽しんで挑んでください。
初めて法律の勉強していた僕は大変だったけど楽しい気分になったりもしました。
1年後には六法を読みこなしているあなたが居るかもしれません。
不安もあるかもしれないけど、大丈夫。
行政書士は天才じゃなくてもコツコツ努力すれば受かりますよ!(大変ですけどね(笑))