行政書士とは?

行政書士を取っても意味ない資格と言われる理由4選【無駄?】

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行政書士とは?
受験生
受験生

行政書士の資格を取りたいのですが、一部の人から「そんな資格取っても意味ないよ」と言われてしまいました。実際どうなんでしょう?

こんな疑問を持つ方に向けて書いています。

確かに巷では行政書士の資格についてネガティブな情報も流れていて、苦労して取得しても意味ないという意見もあります。

そこでこの記事では行政書士を取っても意味がないという人の意見をまとめ、理由4つにコンパクトにまとめて紹介しています。

最後まで読んで行政書士受験の参考にしてくださると幸いです。

【理由1】行政書士を取得しても就職には使えないから

資格取得を目指す人の中には「資格=良い会社へ就職・転職するために切符」という感覚で受験している人も多いです。

しかしそのような考えだと行政書士の資格を取っても意味がないと感じてしまうかもしれません。

なぜなら、ご存知のように行政書士は「独立開業型」の資格であり、就職や転職にはあまり使えないからです。

「独立開業なんて無理、普通に勤め人になりたい」というような希望を持っている方には確かに意味がない資格ですね。

僕自身も、行政書士を取得して転職活動を行いましたが、行政書士を求められる求人は非常に少なかったです。あるにはあるんですが、非常に枠が限られているので、希望すれば誰でも雇用されて働けるというわけでは決してないでしょう。

【理由2】行政書士は低年収と言われているから

行政書士が低年収というのもよく聞く話です。

一説によると、年収300万円以下が大半という調査結果もあります。

苦労して難易度の高い行政書士資格を取得したのに、初任給程度の年収しか稼げないとなると、「行政書士なんて取っても意味がないな」と感じる人もいるでしょう。

もちろん年収は人によってピンキリで、数千万稼いでいる人だっていますよ。

行政書士の中でも稼いでいる人と稼いでいない人の二極化は進み、圧倒的に多いのは稼げてない層だということです。

【理由3】行政書士の高い廃業率

「3年以内に90%が廃業する」という絶望的な噂もある行政書士。

実際に開業したは良いものの、営業が出来ずに仕事を得られない行政書士は多いです。

廃業とまではいかなくてもアルバイトを掛け持ちしてなんとか生活費を稼いでいるという人も。

そして、そのようなアルバイト生活が続いて、行政書士会の会費を払うのもきつくなって最終的には廃業してしまうというパターンです。

このように「せっかく資格を取って開業したのに多くの人が廃業してしまうんじゃ意味ないな」と思われている可能性もあります。

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【理由4】他の士業に比べて簡単だと思われているから

行政書士は弁護士や司法書士と同じように「8士業」の一角を占めています。

ですが、試験の難易度や合格までに必要な勉強時間は他の士業に比べると易しいのは確かです。

なので、「簡単に取得できる資格」と思われ、「簡単な資格なら取ってもあんまり意味はないな」と安易に考えられてしまいます。

実際に勉強して受験してみると分かりますが、最近の行政書士試験は普通に難関なんですけどね。

確かに弁護士や司法書士よりはだいぶ簡単な試験ですが、取得しても意味がないとバッサリ切り捨てられるほど誰でも受かる試験でもありませんよ。

結局、行政書士の資格は意味ないのか?

ここまでで行政書士を取っても意味がないと言われる理由を解説してきましたが、肝心なことは「本当に意味がないのか?」ということです。

これは僕の個人的な意見になりますが、

行政書士を取得することは無駄ではないし、メリットがたくさんある!

と思っています。

僕だって行政書士を勉強する前にネットで行政書士について調べましたよ。

そして、上記の意味がないという意見も把握しました。

でもそれ以上にメリットが多くあるなと思って受験に踏み切ったわけです。

そのメリットについては以下の別記事で解説しているので興味がある人はぜひ読んでみてください。

行政書士に受かったらその後どうするかが大事

当たり前の話ですが行政書士として活動するためには行政書士の試験に合格して登録しないといけません。

将来的に絶対に行政書士を開業してやると心に決めている人は行政書士を勉強する意味はあるでしょう。

例え開業して上手くいかなくても、自営業として独立して働いた経験はその後の人生できっと役に立つものだと思います。

一度失敗してもそれを糧にして、再度行政書士にチャレンジするのも良いかもしれません。

反対に開業する気がない人の場合は行政書士を勉強する意味は半減どころか激減します。

もちろん開業だけでなくメリットは他にもありますが、やはりメインは独立開業の資格なのです。

就職のためだったら他にもっと良い資格があるし、自己啓発のためなら資格じゃなくても本を読んで勉強するという手段もあります。

よって、行政書士を取得して意味があるのかないのかは、独立する意志がどれだけ強いかによります。

あなた次第ということです。

まとめ

いかがでしょうか?

行政書士を取っても意味がないと言われる理由について4つの理由を解説しました。

  • 就職や転職にはあまり使えないから
  • 低年収だから
  • 廃業率が高いから
  • 他の士業に比べて簡単だから

このような理由から意味がない説が唱えられています。

しかし元々独立開業型の資格であり、年収も人によってピンキリ、廃業率だってコツコツ営業をして顧客獲得に努めている人はそこまで高くないと思います。

何より行政書士には数多くの取得メリットがあり、取っても意味ないなんてのは間違いだと僕は思っています。

「行政書士に興味があるけど、意味無いなんて言われているし諦めるか」じゃなくて、メリットや取得の理由をよく考えて自分の人生に必要だと思ったら受験してみると良いでしょう。

受かれば一生有効なので、保険やお守りとしてもおすすめですよ(笑)

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