行政書士の受験のコツ

行政書士を受ける時の勉強時間の目安とコツは?

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行政書士の受験のコツ

行政書士ってどれくらい難しいのですか?これから目指したいのですが、難易度の目安が知りたいです!

こんな疑問を持つ方に向けてこの記事を書きました。

難関資格である行政書士はネットでは簡単などと言われる意見もあり、どれが本当なのか混乱している人も多いと思います。

そこで、行政書士試験を実際に受験して850時間勉強した末に合格した僕が本当に感じた難易度をわかりやすく説明します。

これから行政書士を目指したい方に参考になる情報だと思うので、ぜひ最後まで読んでくださいね!

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合格率から見る行政書士の難易度

まず初めに合格率から行政書士試験の難易度を測っていきましょう。

詳しい内容は下記の記事で解説しているので、ここでは簡単に紹介します。

行政書士の合格率は毎年だいたい10%前後だと思っておいたら良いです。

つまり10人受験して1人だけが合格するので、その一人になれるように勉強していく必要があります。

令和元年11.5%
平成30年度12.7%
平成29年度15.7%

行政書士に受かるために必要な勉強時間は?

これも下記の記事で詳しく説明していますが、だいたい合格するために必要な勉強時間は1000時間程度と言われています。

僕はストップウォッチで時間を測っていたので正確な数字ですが、850時間勉強してギリギリ合格でした。

法学部の人や公務員試験の勉強をしたことがある人は有利なので、もっと短期間で済むと思います。

宅建と行政書士の難易度を比較してみた

僕は宅建も持っているので、どちらも比較して難易度を答えられます。

ふわっとした感想になりますが、行政書士の方が段違いで大変でした。

宅建は正直、勉強が進んでくると手応えを感じて、「合格しそうな予感」がしてきます。

でも行政書士はいくら勉強してもそんな手応えは感じませんでした。

不安ばっかりでしたね(笑)

宅建と行政書士の難易度の違いは?どっちも取得した僕が答える

合格率の違いは?

  • 行政書士 10%前後
  • 宅建 15%前後

合格率だけ見るとそんなに差がないように見えるかもしれませんが、この5%の差は実際に勉強してみるととてつもなく大きいです(笑)

勉強時間の違いは?

  • 行政書士 1000時間
  • 宅建 300時間

勉強時間も一般的に上記のように言われていますが、ほぼほぼこれで合っていると思います。

1日3時間勉強して3ヶ月が目安なのが宅建。

1日3時間勉強して1年かかるのが行政書士。

これくらいの感覚でいると良いですよ。

社労士と行政書士の難易度も比較

平成30年度6.3%
平成29年度6.8%
平成28年度4.4%
平成27年度2.6%

合格率を見てみると社労士は行政書士よりやや難しいと言えるでしょう。

特に平成27年度の2.6%という数字は驚異的ですね(笑)

昔は同じくらいの難易度だと思っていたのですが、行政書士がちょっと簡単になって、社労士は難しくなったといったところでしょうか。

また、勉強時間という点からは社労士も行政書士と同じように1000時間くらいが目安と言われています。

あと、社労士は数字の暗記が得意な人に向いています。

僕は行政書士の思考型の試験の方が面白くて好きです。

▼社労士と行政書士のダブルライセンスも人気です▼

司法書士と行政書士の難易度は?

行政書士と司法書士の難易度の違いは下記の記事で詳しく書いています。

興味があればご覧ください。

行政書士試験で特に難しい科目は?

行政書士試験で難しい科目は、基本的に全部です(笑)

ただ、多くの受験生が苦手とするのはやはり「民法」だと思います。

あと「会社法」も範囲が非常に広く難しいのですが、配点が20/300点しかないので、そこまで重要ではありません。

民法は配点も大きいし、記述式もあるしで、まさに受験生泣かせの科目です。

条文が1000以上あり、勉強してもなかなか得点に結びつきません(泣)

もし行政書士を受験する決意が固まったのなら、民法には多くの時間を割いて、根気強く取り組むことをオススメします。

行政書士の民法の勉強法は?おすすめの参考書も解説!

行政書士は凡人が努力で受かるギリギリの難易度

僕は正直そんなに頭も良くないし要領も悪い方です。

そんな僕でも1年以上毎日コツコツ勉強をしたらなんとか行政書士に受かることができました。

でもこれ以上難しい資格(司法書士とか)はおそらく無理だろうと思います。

それくらい行政書士の勉強は大変でした。

自分の限界をなんとなく知ることが出来たのは、行政書士に挑戦したメリットの一つです。

つまり僕のような凡人が努力してギリギリ合格できるくらいのレベル感の資格が行政書士だと思うのです。

これ以上の資格を狙うとなると、仕事を辞めて専業で勉強するとか、地頭や記憶力が人並み以上に優れていて短時間の勉強で済むとかそういう人じゃないと厳しいでしょう。

行政書士の勉強はきつかったからもう二度とやりたくない

僕はそれほど要領が良くないので行政書士の勉強もあまり効率良くはできませんでした。

1年以上法律の勉強をしていましたが、正直きついと思うことも多かったです。

あの勉強をもう一度やれと言われても果たしてできるかどうか(笑)

世の中には行政書士試験に軽く受かってしまうような人もたくさんいると思いますが、そういう人にとっては行政書士はそれほど難しい資格ではないのかもしれません。

しかし僕のような凡人にとっては一発で受かったのが奇跡のような難しい資格でした。

これから行政書士試験を受ける人は、「来年また勉強するのは絶対イヤだ!」というモチベーションでやっていくと良いかもしれません。

まとめ

いかがでしょうか?

行政書士試験の難易度についてまとめてみました。

だいたい1000時間くらい勉強が必要で、10人に1人が受かる試験。

1年以上前から勉強するのが基本で、宅建よりは難しいけど、社労士よりは少し簡単なレベル感。

このくらいの認識でいれば良いと思いますよ。

働きながらでも合格できるし、独学でも大丈夫!

凡人でもコツコツ努力すれば手が届く範囲の資格だと個人的に感じています。

もし行政書士に興味を持ったなら、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?

独立開業もできるし、公務員試験の勉強範囲とも重複しているので、結構オススメです。

↓独学が不安な方には通信講座が良いと思うので、良ければ下記の記事も読んでみてください!

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