この記事では行政書士試験における記述式の問題の攻略のコツを解説していきます。
300点満点中、60点分を占める記述式問題を攻略できれば合格にグッと近づくはずです。
僕自身、行政書士試験の記述式に最初はとても苦労しました。
なんせ言葉が全然出てこないのです。
それでも対策を続け本番ではなんとか得点できるようになったのです。
その経験から書いているのでぜひご覧ください。
行政書士の記述式試験はなぜ難しいのか?
行政書士の記述式は300点満点の中で60点も配点があるので、合格するためには捨てることは出来ません。
そうなると対策をして高得点を狙っていくように勉強するわけですが、これがなかなか難しいです。
マークシートと違い、自分で考えて答えをちゃんとした文章で表現するという作業は、やってみると分かりますが最初は全然できません。
「なんとなく」で解いても得点できるマークシートの試験と異なり、「ちゃんと理解して自分の言葉で」書かなくてはいけないところが記述式の問題の難しさです。
もっと言うと、字数制限に僕は苦労しました。
書きたいことは頭にあるのに、全部書こうとしたら制限文字数を軽くオーバーしてしまい、じゃあ削ろうと思ってもどこを削れば良いのか迷い、コンパクトに解答することができません(笑)
以上をまとめると、
- なんとなく雰囲気で解くことはできない
- ちゃんとした理解が必要
- 答えを文章にして自分でアウトプットしないといけない
- 字数制限に合わせて調整しないといけない
行政書士試験の記述式の勉強法は?
どういう感じで勉強すれば良いかと言うと、一番良いのは過去問と問題集を買って、実際に何度も書いて訓練することです。
やはり「記述式」なので書かないと出来るようにはなりません。
時間がかかって面倒くさいかもしれませんが、じっくり考えて自分で実際に手書きしていくことが実力を付けるために必要だと思います。
記述式の問題集をふんふんと流し読みしてすぐに出来るようになるような甘いものではなかったです。
あと、記述式の問題に解答するにはある程度の知識が必要になるので、マークシートの勉強が進んでから後にした方が良さそうです。
行政書士の勉強を開始したばかりの人がいきなり記述式対策に時間を使っても費用対効果が悪いような気がします。
普通のマークシート対策の勉強でも記述式(インプット)の勉強にはなります。
それに加えて自分で時間を作ってじっくり書くという記述式(アウトプット)の時間も作れば相乗効果で実力は付きそうです。
行政書士の記述式の問題集でおすすめは?
オーソドックスですが、有名予備校のTACが出しているこういった記述式専門の問題集を買って、1日1題解くことを日課にすれば良いでしょう。
記述式は数が勝負ですから、他の問題集を見てみるのもオススメ。
選ぶ際は解答が詳しく載っている奴を選びましょう。
記述式試験の練習はなるべく毎日やろう
記述式の勉強は短期間で一気に片付けるのではなくて、長期間でコツコツ少しずつ進めていくことがおすすめです。
択一式の勉強と平行してやることにより、ある時を境に段々書けるようになっていくはずです。
それに記述式の練習は頭をひねってよく考えるので、長時間やると結構疲れてしまいます。
疲れてくると勉強の効果も薄くなってくるので、その意味でも少しずつコツコツがおすすめなのです。
記述式の過去問は意味ある?
「過去問やる意味あるのか?」と疑問に思うかもしれませんが、僕はやっておいた方が良いと断言します。
全く同じ問題は出ないかもしれませんが、似たような切り口や論点の問題は出る可能性はあるし、問題数自体もそこまで多くないの思うので、ちゃちゃっとやってしまいましょう。
それに記述式の勉強がマークシートの勉強になったりもしますから、そういう観点からもオススメです。
記述式で問われるくらいなのですから民法・行政法のかなり重要な論点なのは間違いないでしょう。
ということはマークシートで問われる箇所でもあるのです。
まとめ
いかがでしょうか?
行政書士の記述式問題の攻略のコツでした。
- とにかく自分で書いてみる
- あせらずじっくり1日1題
- マークシートの勉強がある程度進んでからで良い
- 過去問と問題集をバランス良くやろう
まとめるとこんな感じになります。
最後に僕の話をしておくと、記述式の問題には結構苦労しました。
最初の段階では何を書けばいいか分からず筆が止まり、もうちょっと勉強していくと今度は字数制限以内にまとめて書くことが出来ずに悩みました。
「記述式できるようになるんだろうか・・・」
「いっそ捨てても大丈夫だろうか・・・」
こんな風に考えたことも多々あります。
でもコツコツ地道に手で書いて思考していくと段々できるようになっていきます。
やはり慣れと練習が大切かと感じました。
だからあなたも最初はできなくて当然だと思って、コツコツと頑張ってみてください。
最初はきついですけど、努力すればきっと点数も伸びるはずです。