行政書士試験に興味があるんですけど、合格するためにはどれくらい勉強しないといけないのですか?
こんな疑問を持つ方に向けてこの記事を書いています。
難関資格と言われ合格率も10%前後の行政書士試験に合格するにはそれなりに勉強しないといけません。
僕も独学で勉強して合格できたのですが、合計で850時間くらいは勉強に宛てました。
今回は実体験も踏まえて、行政書士の必要な勉強時間について解説していきます。
行政書士の勉強時間の目安は約1000時間
他のサイトや予備校の資料などを見ても行政書士合格に必要な勉強時間には色々な意見があります。
そして多くの意見は500~1000時間くらいのレンジに収まっています。
これに関して、実際に受験した僕の肌感覚から言っても間違いないと思います。
そして、素人で初めて法律を勉強する場合には約1000時間くらいは必要だとハッキリ言います。
やはり勉強の初期の方が慣れない法律の言い回しが全く頭に入ってこなくて、訳がわからないです(笑)
そこを乗り越えて理解が進んでいく段階になって、さらに勉強を進めて実力をつけて、最終的に点数が取れるようになるにはどうしても1000時間くらいは必要です。
いつから行政書士試験の勉強を始める?スケジュールは?
いつから始めるか悩む人も多いですけど、僕の考えはキリ良く1年前から始めるのがオススメです。
僕も1年ほど前から勉強を始めて、最初はあまり長い時間勉強できなかったのですが、段々とエンジンをかけていって最終的に850時間勉強しました。
あまり長い期間を設けるとモチベーションの維持が大変だし、かと言って3ヶ月計画とかは無謀なので、やはり1年前くらいがベストでしょう。
勉強のスケジュールは仮に1年計画とするなら1日約3時間ですけど、皆さんも色々忙しいでしょうし、用事や勉強できない日もあると思うで、余裕を持って計画を立てると良いです。
スケジュールの考え方として、試験が近づくにつれて勉強時間を伸ばしていくのがオススメです。
あまりに初期に詰め込みすぎても時間が経てば忘れるし、息切れもします。
最初は1日1時間からスタートして、試験前には1日5~10時間くらいが良いかもしれません。
手応えを感じ始めるのが500時間を超えたあたりから
勉強していて思ったんですけど、最初は本当に捗りません(笑)
問題の意味すらよく分からなくて頭に入らないのです。
当然そんな状態では問題も解けません。
初期は「本当に合格なんて出来るのか・・・」と軽く絶望しましたが、光が差してきたのが500時間を超えたあたりです。
少しずつ問題が解けるようになり、テキストや過去問が理解できるようになりました。
だからこれから勉強する人は最初は意味不明で当たり前だと思って、粘り強く勉強を続けてみてください。
ある日点と点が繋がって線になりますよ。
最初の方で諦めるのはもったいないです。
勉強時間が少なくて済む人のパターン
以下に当てはまる人は勉強時間が少なくて済むかもしれません。
少しだけ試験に有利な人たちです。
法学部出身
法律系の資格である行政書士を受験するなら法学部で憲法や民法などを学習してきた法学部生は非常に有利です。
講義で聞いたりテスト勉強をしたりしているはずなので、短期間でスピード合格も可能かもしれません。
何よりも法律の独特な言い回しに慣れているというのが大きなメリットだと思います。
公務員試験を受けたことがある
公務員試験と行政書士試験は科目が被っていて、難易度も近いので、ぶっちゃけ公務員受験生は行政書士試験に受かりやすいです。
本当に同じような勉強をするので、行政書士の勉強をしなくても、公務員試験の法律科目を勉強しただけで行政書士にも受かるかもしれません。
センター試験を受けたことがある
「なんでセンター試験?」と思いましたか?
それには理由があります。
実は行政書士試験には法律科目だけでなく一般知識として政治・経済・社会・文章理解などの問題も出題されます。
ここらへんは範囲が広く、何が出るか分からないので人によっては法律科目より苦手にしている人もいます。
でもこの問題、センター試験や公務員の教養試験に出てくるような問題なので、センター試験経験者は有利になるのです。
宅建などの法律系資格を持っている
既に宅建や社労士などの法律資格を取っている人は法律にも馴染みがあるはずですし、勉強法などもある程度分かっていると思います。
そういう人は全くの素人に比べるとやはり飲み込みが早く短時間で合格レベルまで行けるかもしれません。
【実体験】非法学部の僕は1年で850時間独学勉強して合格した
最後に僕の話になりますが、参考になるところもあると思うので、良ければどうぞ。
僕は法学部出身でもなく、宅建などの法律資格も全く持っていない状態からのスタートでした。
行政書士合格後に宅建を取ったのですが、今思えば順番が逆だなと(笑)
そして独学で勉強を1年かけて進めて合計で850時間ほど勉強しました。
行政書士試験は300点中の180点(6割)取れば合格になるのですが、僕はギリギリの180点台でした(笑)
この経験からやっぱり1000時間は勉強するべきだという結論になりました。
あと1~2問落としていたら不合格だったので、850時間でも少ない方かもしれないですね。
1年もの間勉強するというのは初めての経験でモチベーションの維持が大変でした。
やる気の出ない時もありましたし、時間をかけても勉強が進まなくてイライラしたこともたくさんあります。
そんな時でも立ち止まりつつも最後まで勉強できたのは、奇跡に近かったです。
あなたもやる気の出ない日があるかもしれません。
捗らない日もあるでしょう。
そんな時でも焦らずにしんどかったら休んで、そしてまた再開してください。
多くの人が試験日までに脱落していきます。
試験日まで勉強を続けただけでもかなりの上位層だと思いますよ。
独学で最短の勉強時間は600時間くらい?
個人的な感想になりますが、独学者で最短の時間で合格しようと思ったら、600時間くらいになると思います。
要領良く勉強して、試験でも実力を発揮して色々なことが順調に進んだ場合です。
これより短時間で合格しようとすると、運が良かったり、ヤマを貼ったりして不確定な要素が多くなるような気がします。
1日3時間勉強するとすると200日かかる計算なので、半年くらいは期間が必要になるでしょう。
ただ、カツカツのスケジュールだと心理的にきついので、余裕を持ってやはり1年くらいは勉強するつもりで行くのがオススメです。
まとめ
いかがでしょうか?
行政書士試験に受かるために必要な勉強時間の解説でした。
復習をしていきます。
以上になります。
僕みたいにボーダーギリギリでヒヤヒヤするような経験をするよりは余裕を持って合格してください(笑)
無理のない勉強計画を立てるためにも勉強時間の目安は知っておいて損はないでしょう。
では、また会いましょう!
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