行政書士とは?

司法書士と行政書士の難易度の違いはどれくらいあるの?

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行政書士とは?

行政書士よりも司法書士の方が難しいというのはよく聞くのですが具体的にどれくらい難易度の差があるのでしょうか?

こんな疑問を持つ方に向けてこの記事を書いています。

行政書士と司法書士は名前が似ていることもあり、法律系資格に詳しくない方からしたら似たようなイメージを持つかもしれません。

しかし難易度に関しては歴然とした違いがあり、要は司法書士の方が圧倒的に難しいです。

そこで、この記事では司法書士と行政書士の難易度について深堀りして詳しく解説していきます。

士業系資格の中でも行政書士や司法書士の資格に興味を持つ方はぜひご覧ください!

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行政書士と司法書士の合格率を比較

行政書士司法書士
2019年11.5%3.5%
2018年12.7%3.5%
2017年15.7%3.3%
2016年10%3.2%

近年の行政書士と司法書士の合格率をそれぞれ比較してみました。

見て分かるように両者には歴然とした差があります。

僕は合格率15%の宅建や合格率10%前後の行政書士には合格しましたが、正直言って司法書士の3%には合格できる気がしません。

それくらい絶望的なイメージです。

個人的に凡人が努力してギリギリ合格できるくらいのラインが合格率10%だと思っています。

合格率5%以下となると文句なしの超難関資格で鬼のような努力と運の良さが必要になるでしょう。

行政書士と司法書士の勉強時間を比較

一般的によく言われるのが、

  • 行政書士は1000時間
  • 司法書士は3000時間以上(個人差もある)

これくらいが合格に必要な勉強時間と言われています。

僕は行政書士に合格するにあたって800~1000時間ほど勉強したので、あながち間違ってはいないと思います。

「3000時間でもコツコツやっていけば受かるかな」と思う人もいるかもしれませんが、試験は1年に1回しかなく、覚えたことは時間が経てた経つほど忘れていくのが人間です。

ある程度1年の間に集中して詰め込まないといつまで経っても合格には近づきません。

3000時間を365日で割ると、なんと1日8.2時間。

これは仕事しながらでは到底無理な数字ですよね。

だから司法書士受験生は専業の人も多いのです。

【結論】行政書士と司法書士は似ているけど難易度は段違い

専業で何年も勉強してもそれでも受からないで撤退する人も多いのが司法書士です。

行政書士に合格した人が安易に次のステップとして司法書士に進むと底なし沼にハマる可能性があります。

僕も行政書士に受かった後で一時期考えていましたが、調べれば調べるほど無理ゲーな気がして、挑戦を開始することなく諦めました(笑)

行政書士と司法書士、就職しやすいのはどっち?

行政書士も司法書士も共に独立開業型の資格です。

本来あまり就職するために取るものではないですし、就職できたとしても薄給でワーキングプアになる可能性が高いです。

行政書士、司法書士の就職は修行の意味合いが強く、安い給料で激務だけど士業としての下積みを積むために希望する人も多いようですね。

それでもあえて就職しやすいのはどっちかというと圧倒的に司法書士の方でしょう。

僕も行政書士を取って、求人を探したことがありますが、まあ無いですよ。

士業事務所で検索すると多いのはやはり税理士事務所や弁護士事務所ですね。

それに続いて司法書士事務所もまあポツポツはありました。

行政書士は就職の口が無く、即独立する人が基本ですが、司法書士は就職先はある、でも待遇はそれほど良くないと言ったところでしょうか。

公認会計士みたいに試験に受かって就職して高待遇とはいかないみたいですね。

行政書士と司法書士のダブルライセンスの相性は?

行政書士と一緒に取得したいダブルライセンス資格は行政書士の次の資格は?おすすめのダブルライセンス資格はこれだの記事でも解説しています。

皆さんのお住いの地域にも行政書士と司法書士の兼業で看板を出している事務所がもしかしたらあるかもしれませんが、この2つの資格は比較的相性が良いと言われています。

2つの資格を組み合わせることで職域が広がり、お客さんの要望に幅広く応えられることにも繋がるでしょう。

例えば「会社設立」の業務では行政書士が定款を作って、司法書士が登記をしたりするので、この部分を一緒に出来たらお客さんにとっても好都合かもしれません。

このようにダブルライセンスを狙う場合は効果的な資格の組み合わせを考えると良いと思います。

行政書士vs司法書士、年収が高いのは!?

年収に関しては人それぞれとしか言えないです。

年収200万円以下の行政書士や司法書士だってゴロゴロいますし、逆に年収1000万以上稼ぐ行政書士や司法書士もゴロゴロしています。

どっちを取ったら収入が高いとかではなく、個人の能力差や努力、人柄や営業力などで総合的に決まるのが収入なのです。

ただまあ一般的な傾向としては、やはり超難関資格の司法書士の方が年収は高い傾向にあるのかなと思います。

まとめ

いかがでしょうか?

行政書士と司法書士の難易度などについて比較してみました。

「合格率3%台・相対評価」の司法書士は「合格率10%前後・絶対評価」の行政書士と比べるのが申し訳無いくらい超難関資格だと分かっていただけたでしょうか?

生半可な気持ちで目指すと痛い目にあうでしょう。

でも、行政書士に受かったから次のステップとして司法書士に進む人を僕は完全に尊敬しています。

行政書士だけでもものすごく大変だったのにそれ以上の難関の司法書士に挑むなんて、向上心の塊のような人ですね。

もしそのような方がいれば、ぜひその気持ちを大事に挑戦を頑張ってください!

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