行政書士試験に何度挑戦しても受からない・・・そろそろ諦めようかと思っています
こんな悩みを持つ方はいませんか?
確かに行政書士試験は合格率が10%前後の難関資格で、そう簡単に受かるものではありません。
何度受けてみても落ち続けてしまう人もいるでしょう。
そのような方は諦めたり撤退したりする場合も多いのですが、その前に見直してもらいたいこと・注意してもらいたいことがあります。
今回の記事では「行政書士に受からない人が見直すべきこと5選」について解説しました。
行政書士に受からないと悩んでいる人には参考になると思うのでぜひ最後まで読んでみてください。
行政書士試験を諦める前に見直すべきこと5選
行政書士試験に何度も落ちてしまう人は何かしらの原因があると考えられます。
そしてその状態から合格するためには原因を知り対策していかないといけません。
以下では行政書士試験に受からない人のよくある原因と対処法を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
【その1】そもそも勉強時間を確保しているか?
そもそもの勉強時間の絶対数が足りないケースです。
行政書士試験は初心者の方が受かろうと思ったら、半年から1年程度は勉強が必要です。
合格するためには500~1000時間くらいの勉強時間はどうしても必要になってきます。
ここまでの勉強時間に到達していなくて、100~200時間ほどしか勉強できていない場合はやはり合格するのも相当厳しいものがあります。
落ちてしまった人は十分な勉強時間を確保できていたでしょうか?
もちろん仕事などで忙しくなかなか時間が確保できない人も多いと思いますが、なんとかスキマ時間を見つけてストップウォッチなどで時間を記録しつつ勉強してみることをオススメします。
【その2】非効率な勉強法をしていないか?
勉強のやり方はもちろん人それぞれなので、自分に合ったやり方をするのが一番なのですが、どうしても非効率な方法というものはあると思います。
例えばまとめノートを作って、綺麗な文字でビッシリと書いている人がたまにいますが、ノートに書くのはとにかく時間がかかるので、あまり効率が良くないと個人的に思います。
それよりは音読を中心にドンドン先へ先へと進んでいく方が得点に繋がるのではないでしょうか。
他にも、
- 復習をしない
- 二度と出ないような奇問に時間をかける
- 気が向いた時にしか勉強しない
などあまり良くない勉強法はたくさんあります。
受からない人は一度自分の勉強法を見直してみてはいかがでしょうか?
【その3】得意な科目ばっかり勉強していないか?
行政書士試験の勉強をしていると得意な科目、苦手な科目が出てきます。
そして得意な科目は勉強するのが割と楽しいし、苦手な科目は苦痛なものです。
そこで得意な科目ばかりに時間をかけて苦手な科目を全く対策しない人がいますが、それは良くないです。
行政書士試験に受かるためには苦手な科目からでもある程度致命傷にならない程度には得点をして、全体的な点数を底上げする必要があります。
得意な科目だけで受かるほど甘くはないかと。
もちろん得意科目を伸ばして得点源にすることも大事ですが、最低限苦手科目も勉強しておこうねということです。
【その4】参考書コレクターになっていないか?
「あっちの参考書の方がいいかも」
「不安だから追加で参考書を買っておこう」
このように色々な参考書に手を出して、結局どれも身に付かず、気が付けば参考書の山が出来ている・・・
このような方はいないでしょうか?
あれもこれもと目移りするのは分かりますが、何冊もの参考書をつまみ食いするよりは少数の参考書を極めた方が得点が上がるのは間違いないと思います。
参考書だけ買って満足して、安心して勉強しなくなるということが無いように注意しておきましょう。
【その5】行政書士を取得するモチベーションを失っていないか?
行政書士の勉強という長丁場をやり抜くためにはモチベーションの維持が不可欠です。
誰しも勉強開始した当初はモチベーションが高いと思いますが、そこから勉強がきつかったり行政書士に関するネガティブな情報を得たりして段々とモチベーションを失っていく人もいます。
そうなると勉強する気力を失い、結局は試験に落ちてしまうということになりかねません。
行政書士に対するモチベーションを変わらず持っているでしょうか?
行政書士へのモチベーションを上げるためには、試験に合格した後のことをイメージするのがオススメです。
行政書士に合格し、行政書士資格を活用してどんな自分になりたいのかを明確にイメージすることでモチベーションを上げていきましょう。
独学で複数回落ちてしまったのなら通信講座もアリ
これまでに独学で行政書士試験に挑戦してきて、複数回落ちてしまったという人はもしかすると独学には向いていないのかもしれません。
そんな時は思い切って勉強スタイルをガラッと変えてみることもオススメです。
例えば通信講座に切り替えると、通信講座のカリキュラムに従って、質の高い勉強をすることができます。
最近は動画での講義も発達しているので、紙の勉強は苦手だという人でも動画だとすんなり頭に入るかもしれません。
最終的な目的は独学ではなくて試験に合格することですから、目的のために手段は選ばないという考えを持って通信講座に切り替えてみるのも一つの手ですね。
SNSを活用するのも手
SNSは毒にも薬にもなる扱いの難しいものです。
ハマってしまって勉強時間を溶かす人もいれば上手く活用して合格までの近道を歩んでいく人もいます。
昔に比べてSNSでの情報共有が活発になり、個人でも色々な情報をゲットできるようになっていますよね。
同じ資格を目指す仲間も作りやすいしモチベーションを高めるのにも役立つSNS。
質の高い無料の解説動画も溢れています。
上手く使うことができればこれほど頼もしい武器はないので、注意しつつ活用してみてください。
行政書士試験だけが人生ではない|撤退の選択肢もある
行政書士にどうしても受からない場合、撤退することを視野に入れるのもアリだと個人的には思います。
1年に1回しか試験がなくて、それなりに色々なことを我慢してひたすら勉強を続けるというのもきついものがあります。
行政書士の勉強に使っていた時間を仕事や趣味など他のことに使えばもっと人生が豊かになるかもしれません。
「どうしても行政書士が必要なんだ」という人はもちろん何度でも受かるまで挑戦するのも良いですが、そうではないのなら勇気を持って別の道に進んだほうが幸せな場合もあるのです。
まとめ
いかがでしょうか?
行政書士に受からない人が見直すべきことを5つのポイントから紹介しました。
復習しておくと、
- 勉強時間は十分確保できているか?
- 非効率な勉強法になっていないか?
- 苦手科目を放置していないか?
- 参考書コレクターになっていないか?
- モチベーションが下がっていないか?
これらのことを見直してみましょう。
場合によっては撤退という勇気ある決断も必要です。
独学が厳しいのなら通信講座などの他の手段を迷わず検討するべきです。
以上になります。