行政書士の勉強法について悩んでいます。過去問を重点的に勉強することは効果的なのでしょうか?
このような疑問を持つ方はいませんか?
世間では行政書士の勉強法について色々な意見があり、自分はどんな勉強法でやっていくべきか悩んでいる人も多いと思います。
そこでこの記事では行政書士試験の過去問学習の重要性について独学合格した僕が解説していきます。
僕は過去問の重要性を信じて独学でやってきて無事受かったのでその経験も踏まえて説明していきますね。
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行政書士に過去問だけで受かる
まず初めに結論から言いますと、過去問だけで行政書士に合格することは可能だと僕は考えています。
何故そう言えるかというと、僕自身、過去問学習に主軸を置いた勉強をして合格できたし、後述するように過去問には合格するための実力が付くメリットがたくさんあるからです。
ただし、誰でも過去問だけやっていれば合格するかと言うとそれは難しいと思います。
- 適切なやり方で
- 適切な量を
- 適切な回数だけ行う
これらに加えて予想問題や模試・公務員試験問題なども併用していくことで合格に近づきます。
僕も過去問だけで受かったようなものですが、実際は合格点ギリギリであと1~2問落としていたら不合格でした(笑)
だからこれから勉強する人は過去問を主軸にしつつ他の補助教材も使うと良いですね。
行政書士の過去問学習のメリット
ここでは過去問学習のメリットを2つ挙げてみます。
過去問こそ最良の参考書だということを理解してください。
出題傾向が分かる
過去問とは文字通り本試験に実際に出題された問題ですから、それを自分で解いて確認することによって、試験でどんな問題が出るかが肌で分かるようになります。
どんな問題が、どんな論点で、どんな問われ方をしているのか?
それを知ることにより、テキストの読み方も変わってくるはずです。
漫然とテキストを読むのではなく、過去問で出題傾向を理解した上で読むことで学習効率が何倍も高まるでしょう。
重要事項・頻出事項をバランス良く勉強できる
行政書士試験の過去問を何年分もやっていると、
「あっ!ここは前にも見たことある論点だ」
とよく出てくる頻出項目が分かってきます。
過去問を勉強していくとこのような重要事項を自然とバランス良く学習することができるようになります。
正しい行政書士の過去問活用法
覚えるのではなく理解する
たまにいるんですが、過去問を学習しても正解の選択肢しか読まない人とか、解答を丸暗記しようとする人は合格することは厳しいと思います。
全ての選択肢を読み、内容を理解して、何故そういう答えなのかを分かるように考えて学習することが大切。
こういう勉強をしていると応用力がついて、ちょっとひねった問題にも対応しやすくなるのです。
捨て問・悪問はスルーする
過去問の中には正直二度と出題されないような問題や何回読んでも理解できない問題、受験生の誰でも解けないような問題が混じっています。
そういった捨て問や悪問には時間を使わないようにしましょう。
やるだけ時間の無駄になります。
重箱の隅をつつくような問題にこだわらず、王道で基礎的な内容をしっかり固めることが大切だと思います。
分野ごとに集中して解く
過去問を解く際に年度ごとに第1問から順番に解くような事はオススメしません。
そうではなくて、憲法なら憲法をひたすら解く、民法なら民法のひたすら解くというように科目ごと、分野ごとに集中してやった方が実力が付くはずです。
同じような問題を何回も解いていると記憶が強化され、頭に定着しやすくなります。
僕が受験勉強をしていた時は、
- 今日は民法の債権分野しかやらない!
- 今週は行政法をひたすら解こう!
- 今月は憲法と民法を集中してやろう!
このような感じでやっていました。
過去問は最低10年分はやっておこう
これもよく聞かれますが、出来るだけ多くの年数を時間の許す限り解きまくるのがもちろん一番良いです。
一つの目安として僕が思うのは、
ということです。
もちろん15年分できるのならそっちの方が良いし、人によっては5周では足りないかもしれません。
僕は10年分の過去問集を買って、5周以上はやっていました。
行政法や民法に至っては、それ以上にたくさん時間をかけて勉強しました。
【2022年】行政書士の過去問集でおすすめは?
先ほども言ったように過去問集を選ぶ時のポイントは、
- 分野別になっている
- 10年分は収録されている
- 解説が分かりやすい
というような事です。
例えばこの「合格革命」という過去問集は「肢ごとに科目別・体系別」に分けられていて、非常に勉強がしやすいと思います。
アマゾンでの評価も高いし売れてるようなので検討する価値アリです。
僕が使っていたのはこのウォーク問シリーズです。
- きちんと10年分に対応している
- 出題頻度の高い「出る順」に勉強できる
- コンパクトで持ち運ぶしやすい
- 解説も充実
こういうところにメリットを感じました。
予備校大手のLECが出しているので、それも安心材料ですね。
この2つのどちらかを選べば間違いはないかと思います。
予想問題・模試・公務員試験問題集(スー過去)で万全を期す
先ほども少し書きましたが、過去問だけで合格できるとは言っても本当にギリギリだと思います。
多くの人は過去問にプラスして予想問題や模試、公務員試験問題集なども併用することによって、実力を固めていく必要があります。
模試で弱点を知り、予想問題で知識の幅を広げ、公務員試験問題で実力を磨くのです。
ちなみに公務員試験問題なら鉄板の教材、「スー過去」がオススメです。
スー過去は公務員受験業界のバイブルなので非常に分かりやすいですよ。
まとめ
いかがでしょうか?
行政書士試験に過去問だけで合格できるのかの解説でした。
最後に軽く復習して終わりましょう。
- 過去問だけで合格は可能
- 過去問は10年分を5周以上が目安
- 過去問で出題傾向を知る
- 過去問を分野別に取り組み基礎的な実力を付ける
- 捨て問・悪問に振り回されない
- 模試や予想問題、公務員試験問題も併用する
以上のようになります。
参考になれば幸いです。
では、ご精読ありがとうございました!
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