行政書士の開業

人脈ゼロから始める行政書士の営業方法は?とにかく自分の事を知ってもらおう!

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行政書士の開業

行政書士資格を取得して開業すると個人事業主となり、サラリーマンとは全く違った生活になる人も多いでしょう。

サラリーマンの場合は会社に行けば仕事があり、それをこなす対価として給与をもらうという働き方ですが、行政書士の場合は誰かが仕事を勝手に運んできてくれるわけではありません。

多くの新人行政書士は自ら営業をして自分という商品をアピールして仕事の獲得に励んでいます。

そこでこの記事では新人行政書士がまず初めにやるべき営業方法を5つ紹介しています。

行政書士として開業された方、これから開業を目指す方などぜひ参考にしてみてください。

多くの行政書士が行う対面営業

まずは営業の基本となる対面営業から紹介します。

ネットやチラシで自分の事を知ってもらうこともできますが、実際に会う方が何倍も強い印象を与えることができるでしょう。

実際に会って行政書士にかける熱意を強くアピールすれば応援してくれる人も出てくるかもしれません。

人間一度も顔を合わせたことのない人よりは、一度でも対面で話したことがある人の方が仕事を頼みやすいですよね。

交流会

士業の交流会とか経営者の交流会、商工会議所の集まりとかそういうところに顔を出すのも一つの営業です。

そこで知り合った人と意気投合して一緒に仕事をすることにもなるかもしれません。

「仕事クレクレ君」になってしまうと煙たがられるかもしれませんが、「私はこういう人間で◯◯なことができます。何かお手伝いできることはないですか?」みたいなスタンスでお互いのメリットを考えられるような提案ができると良いでしょう。

地域行事への参加

地域のボランティアや清掃活動、地元の集まりなどに参加してみるのも良い方法です。

そこでの活動を通してさり気なく行政書士として開業したことを知ってもらうと、何か行政書士に仕事を頼みたい時に思い出してもらえるかもしれません。

また、地域という狭い範囲の活動なので、一度信頼されて認知されると口コミで評判が広がり、紹介者も増えていくかもしれません。

飛び込み営業

行政書士へ依頼しそうなところへ飛び込み営業をしてみるというのも一つの方法です。(ディーラーや建設会社など)

迷惑がられることが多いかもしれませんが、中には話を聞いてくれるところがあるかもしれません。

飛び込み営業をする場合は断られるのが当たり前という心構えで行きましょう。

邪険にされていちいち落ち込んでたらメンタルがやられます(笑)

行政書士の代わりに24時間働いてくれるWeb営業

対面営業をする場合、どうしても自分の身体は一つなので、時間的場所的に制限があります。

それに対してWeb営業なら24時間自分の分身として営業し続けてくれるので、利用しない手はありません。

最近は業者に依頼しても安価になってきていますし、自分でも簡単にそれなりの見栄えのサイトが作れるツールもあるので、ぜひ挑戦してほしい分野です。

サイト

行政書士のWeb営業として真っ先に思いつくのはサイトでしょう。

サイトには2種類あり、

  • 名刺代わりの総合的な事務所サイト
  • 業務特化のサイト

が考えられます。

対面営業で出会った人には総合サイトを案内して事務所や自分の事をもっと知ってもらう。

各業務を依頼したい人には特化サイトで詳しい情報を提供する。

この二段構えが良いのではないでしょうか?

中には何種類もの特化サイトを持ちそれぞれを使い分けている先生もいるようです。

ブログ

ブログは行政書士の人となりをより知ってもらうために便利なツールです。

交流ができたりしてそこから仕事へと繋がる可能性もあるかもしれません。

ブログとは言っても「今日は何々を食べた」みたいな誰が読むのか分からない投稿は抑えてなるべく「誰かの役に立つ情報」を載せることをオススメします。

SNS

SNS全盛期の現代ではツイッター、インスタ、Facebookなど多くの人がやっていて、士業でもSNSを積極的に活用する人が増えています。

SNSの利用目的として、

  • 事務所からのお知らせ(休業日など)
  • 他士業や経営者などとの交流
  • 情報収集

などがあります。

いきなり多くのSNSを並行してやるのは大変なのでまずは一つでも良いので続けられそうなものをやってみると良いでしょう。

DM・チラシでコツコツ地道に認知を上げる

DM(ダイレクトメール)やチラシをコツコツと送って地道に活動することも大切です。

「地域にはどういう需要があるのか?」とか「どういう紙面にしたら反応が良いのか?」を考えて配布地域やデザインをちょっとずつ変えてみたりしてテストするのがコツのようですね。

「DMやチラシなんて効果あるの?」と思うかもしれませんが、何事もやってみなくては分かりません。

いきなり大きなお金を投入したら失敗した時に痛いので、まずは小さくスタートさせるのが良いでしょう。

他士業からの紹介を狙う行政書士

行政書士の営業として他士業と仲良くするというのも大切な事です。

司法書士や税理士の知り合いからお客さんを紹介されたり、逆にこちらから紹介したりして持ちつ持たれつでやっている事務所は多くあります。

他士業の中には自分で行政書士も取得して登録し、兼業としているところもあります。

そういうところからの紹介は少ないかもしれないので、狙うなら司法書士一本とか税理士一本でやっているところが良いと思います。

既存のお客さんへのリピート営業

忘れがちなのが既存のお客さんへの営業です。

行政書士の仕事は一期一会のスポット業務が多いですが、許認可の中には更新が必要なものがあったり、お客さんが同業者を紹介してくれたりして意外と接点が続く場合もあります。

そうしたお客さんを逃して機会損失を発生させないためにも、

  • 定期的にお客さんに電話してみる
  • 事務所のパンフレットを送ってみる
  • 更新時期が来たら事前に案内を送る

このような事をやってみると良いかもしれません。

自分の事を知ってもらい、なんでも試してみるべし

これまでに様々な営業方法を紹介してきましたが、全てをやる必要はないと思っています。

大事なことは「お客さんを獲得すること」なので、それが達成できるなら対面営業一本でも良いし、Web集客だけで達成できるならそれでも良いのです。

営業する目的は「自分を知ってもらう」こと。

そのために出来ることは何でもやってみましょうということです。

行政書士を開業した直後は時間もいくらでもあると思うので、やってみたい営業方法から試してみて試行錯誤してどうしても無理そうなら次へ次へと挑戦していけば良いのではないでしょうか。

まとめ

行政書士の営業方法を5つ紹介しました。

復習すると、

  • 対面営業
  • Web営業
  • DM・チラシ
  • 他士業からの紹介
  • 既存のお客さんへの営業

このようになります。

いずれにしても開業して机に座ってじっと待っていても電話は鳴りません。

何かしらアクションを起こして世の中に自分が行政書士として活動していることを知ってもらいましょう!

これから行政書士として開業していきたい人に参考になれば幸いです。

では!

僕が28歳で行政書士を開業してたった1年半で廃業した話
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