行政書士の資格を頑張って取ったけど、どう活用していこうか・・・
こんな疑問を持つ方はいませんか?
行政書士の資格はいわゆる難関資格で勉強時間にすると1000時間近くは勉強する人が多いです。
そんな難しい資格なら、取得した後しっかり活用したいですよね?
この記事では行政書士の資格を取ったけど活用できない人の特徴を解説しています。
当てはまる人は取得するのかどうか今一度考えたほうが良いかもしれないです。
また、既に取得済みの方に向けて活用法を説明します。
独立開業する気がなく一生サラリーマンを希望している人
行政書士の資格は「独立開業型」の資格と言われ、基本的には独立を目指す人が取得するものです。
ですから独立開業する気が1ミリもなく、一生サラリーマンで過ごすことを希望している人は活用の幅が極端に狭くなります。
この後に書いているように他の活用法もありますが、やっぱり花形は独立開業だと思うので、せっかく頑張って取得するのなら独立も選択肢に入れてみるのもアリだと思いますよ。
もちろんサラリーマンでも自己啓発のために行政書士を取得する人は多いですし、転職に役立ったり法律知識が身に付いたりとメリットはあります。
しかしそのような人は「せっかく資格を取ったのにイマイチ活用できてないなあ・・・」と感じる人も多いのではないでしょうか?
行政書士には仕事がないと言われる理由4選|食えないって本当?
他の士業資格にステップアップする気がない人
行政書士をきっかけにして他の士業資格にステップアップするという人もいます。
例えば社労士の受験資格のために行政書士を取得したりする場合など。
他にも行政書士から司法書士へ行く人もいますし、活用法は人それぞれです。
逆に、他の士業資格を取る気もなく、独立開業も考えていない人は行政書士を取ってもあまり使い道はないと言えるでしょう。
行政書士の資格手当がない会社に勤めている人
行政書士の資格を取れば、月に数千~数万円の資格手当が付く会社もあります。
特に事務系や総務系の仕事をしている人は会社の規定を一度確認してみれば良いでしょう。
資格手当がついて年収がアップするのなら、行政書士を取得する意味もあり、十分に活用できていると言えるのではないでしょうか。
反対に資格手当の出ない会社に勤めている人は、他の会社に転職を検討してみるのも良いかもしれません。
資格手当が出るということは多少なりとも行政書士の知識が役立ち、行政書士資格の所持者が求められているということなので、待遇なども良くなる可能性がありますね。
転職、求人情報ならリクルートの転職サイト
【リクナビNEXT】 などの転職サイトで調べてみるのも良いでしょう。
行政書士を取ったけど持て余している人の活用法とは?
ここからは行政書士資格を持て余している人向けに活用法を5つ解説します。
使い道に悩んでいる人には参考になるかもしれません。
独立開業する
まず一番に考えられるのは独立開業ですよね。
行政書士を取得した人の多くは独立開業が目的だったり、一度は意識したことがあると思います。
開業することによって、
- 自分の裁量で働ける
- 働いた分だけ収入が上がる
- 定年がなく希望すれば働き続けられる
このようなメリットもあります。
せっかく一度きりの人生なので少しでも挑戦したい気持ちがあるのなら、前向きに考えてみることをおすすめします。
法務関係に転職
せっかく法律資格の行政書士を取ったのですから、法務関係の求人に応募してみるのはいかがでしょうか?
行政書士を取ったということで、志望動機だって言いやすいと思います。
行政書士が取得できたということで法的思考力や素養はあるはずですので、法務職で活躍できる可能性も高いかもしれません。
企業の法務部以外にも、士業事務所だったり公務員になるのもオススメです。
公務員試験を受ける
行政書士試験で勉強した憲法・民法・行政法は公務員試験にも同じように出てきます。
行政書士の受験勉強の内容がそのまま活かせるので、公務員に興味があるのなら受けてみるのもおすすめです。
ちなみに問題の難易度も同じくらいですよ。
事務系公務員の仕事は法律を扱う事務仕事が多いので、行政書士取得者にはうってつけの仕事になるでしょう。
面接で行政書士を取得していることをアピールすると採用に有利に働くかもしれません。
資格の勉強を教える
ちょっと視点を変えて、「行政書士の勉強を教える」というような活用法もあります。
行政書士予備校の講師の方のようなイメージです。
そこまで本格的じゃなくても、行政書士の家庭教師として教えたり、Youtubeで勉強法を発信したりするのも良いでしょう。
「行政書士試験に合格した事」というのはそれだけ価値があり、そのノウハウを活かして他の人を合格まで導けるのなら、需要は多くあるはずです。
将来のために取っておく
僕は行政書士を今すぐに活用する必要はないと思っています。
今すぐに使い道はなくても将来なんらかの使い所が出てくるかもしれません。
それに行政書士資格は一生有効で、更新や失効がないので、焦って活用する必要はないのです。
将来の保険として心の安定剤として今は大事にしまっておくことも選択肢の一つなのです。
大事なのは行政書士に合格した後をイメージすること
これから行政書士を取得したい人は、取得することだけに目がいきがちかもしれませんが、合格後の事までイメージできているでしょうか?
「なんのために行政書士を取得するのか?」と今一度よく考えてみるのも良いかもしれません。
せっかく長い時間と労力をかけて取得するのですから、「行政書士を取ったけどイマイチ活用できてないなあ・・・」と後悔することが無いようにしてほしいです。
1000時間あれば色々なことができますからね。
無駄にしてしまうのは本当にもったいないです。
まとめ
いかがでしょうか?
行政書士を取ったけど活用できていない人の特徴を解説しました。
- 独立開業を一切考えていない
- 他の資格にステップアップする気がない
- 行政書士の資格手当が出ない
今は活用できていなくても、将来どうなるかは分かりません。
自己啓発としても十分に有用な資格ですので、将来役に立つことを信じて今は大事にとっておくこともアリでしょう。
今の本業は維持しつつ、副業レベルで使ってみるなど柔軟に活用することも出来るはずです。
活用法は人それぞれなので、焦らずマイペースで使いましょう!
では!
行政書士試験の平均受験回数はどれくらい?何回で合格する人が多いの?