行政書士の勉強はまずどの科目からやるのが良いのでしょうか?おすすめの順番はありますか?
こんな疑問を持つ方はいませんか?
行政書士試験には憲法や民法、行政法などの科目がたくさんあり、どの順番で勉強していけば良いのか迷う人もいるでしょう。
そこでこの記事では行政書士試験の勉強の順番と憲法の勉強法について解説します。
行政書士を受ける人には参考になると思うので、ぜひ読んでみてください。
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行政書士の科目の勉強する順番
行政書士の科目はやみくもに勉強すれば良いわけではなく、オススメの順番があります。
それは以下のようなものです。
- 憲法(優先度「非常に高い」)
- 行政法(優先度「非常に高い」)
- 民法(優先度「非常に高い」)
- 一般知識(優先度「高い」)
- 会社法(優先度「低い」)
- 基礎法学(優先度「低い」)
実際に僕は上記の順番で学習を進めていきました。
ちなみに行政法と民法は順番が逆になっても良いです。
初心者がまず初めに勉強するべきなのは間違いなく「憲法」でしょう。
会社法や基礎法学の科目は試験合格においてはそれほど重要度が高くないので、そこまで時間を割く必要はありません。
上記の順番で学ぶメリットとは?
まず最初に憲法を学ぶべきと言ったのは、憲法が全ての大元となる内容だからです。
法律の上に憲法があり、各法律が憲法に適合しているか違憲状態になっているかが多くの訴訟で争われてきました。
そのため、まず憲法の勉強をして、内容を理解して、その上で個別の法律を学習していく流れがスムーズです。
憲法の後は配点の大きな行政法と民法を学んでください。
行政法と民法を合わせて全体の6割を超える配点があり、それぞれ満点を取るとそれだけで合格点を超えます(笑)
行政書士試験の最重要科目は間違いなく行政法と民法ですから、ここに一番時間を使うべきです。
行政法の勉強法については行政書士の行政法の勉強法をわかりやすく解説!コツはあるの?の記事を参照。
そしていくら法律科目で高得点を取っても、一般知識の足切りにあったら元も子もないので、次は一般知識を勉強しましょう。
毎年、法律科目は余裕の点数なのに一般知識で涙をのむ人がいるようですので、対策はしっかりと。
そして最後は優先度の低い会社法と基礎法学ですが、ここは他の科目に比べてさらっとやってしまいましょう。
深追いは厳禁です。
勉強をしても費用対効果の悪い科目なので、余裕がある時に勉強しましょう。
行政書士試験の憲法の勉強法と対策
それでは最初に勉強するべき憲法はどのように対策していけば良いのでしょうか?
僕も一番初めに参考書を開いて憲法から読み始めましたが、なかなか勉強の流れやペースが掴めずに苦労しました。
その時の経験を元に憲法の勉強法を紹介します。
テキストを一読して全体を把握する
まずは基本書と呼ばれるテキストの憲法部分をさらっと読んで何となくのイメージを掴みましょう。
よく分からなくてもドンドン次へ進みます。
過去問を読んで理解する
実力を付けるには過去問などの問題演習をやるのが一番です。
最初から解くのは無理だと思うので、「読んで」、「理解する」ことを意識してみてください。
丸暗記はダメですよ。
憲法全文を一気に読んでみる
憲法は全文を全て読むのもそこまで時間はかからないと思うので、時間がある時に一気に音読してみましょう。
理解が進み、音読によって記憶にも定着しやすいでしょう。
重要判例を読み込んでおく
行政書士の憲法の問題は判例の要旨を知っておかないとなかなか得点に結びつきにくいです。
だから判例を読み込んで内容を頭に入れておきましょう。
試験に出ないような判例は読まなくてもいいし、長々とした文も読まなくてかまいません。
あくまでも要旨を頭に入れておけばそれでOKです。
判例集を買うんなら、上記のがオススメ。
非常に勉強しやすかったです。
コンパクトに重要判例がまとまっていますよ。
行政書士試験の憲法は難しい?
行政書士の憲法科目は比較的易しいと言われています。
確かに勉強すれば得点は伸びやすい感じでした。
五肢択一式で憲法は5問出されるので、目標は4問以上正解、最低3問は正解できるように頑張ってください。
テキストと過去問と判例をコツコツと読み進めていけば、だんだん点は取れるようになるはずです。
最初に勉強するべき科目がめちゃくちゃ難しかったら心が折れますからね(笑)
まずは憲法を通して法律の勉強や行政書士の出題形式に慣れていきましょう。
各科目を順番に勉強する時に気をつけること
一度勉強した科目の内容を忘れないように定期的に復習していくことが大事です。
僕は憲法→行政法→民法と勉強していましたが、途中で何度も振り返って復習していました。
同じ科目ばかりで飽きたり集中力が切れたりする人は1日で複数科目を平行して進めていくのも効果的でしょう。
特に行政法と民法は毎日少しでも勉強するくらいのつもりでちょうどいいと思います。
まとめ
いかがでしょうか?
行政書士の憲法についての解説でした。
最後に簡単に復習しましょう。
- 行政書士の勉強はまず憲法からスタートさせよう
- 行政法・民法は最重要科目
- 憲法は最初にテキストを一通り読んで全体を把握する
- 過去問を繰り返し解いて実力を付ける
- 判例をしっかり読んで理解しておこう
憲法の学習は行政書士の学習の基礎になるような部分です。
基礎をしっかり固めてこそ応用が効くようになりますので、配点がそれほど高くなくても(300点満点中28点)気を抜かないようにしましょう!
では!