実務経験のない行政書士は独立しか選択肢はないのか？

行政書士を取れば就職や転職に有利になるのかな？

こんな疑問を持つ方に向けて書いています。

難関法律資格である行政書士を取得したらのなら、どうせならそれを活かして仕事したいと思う人も多いはず。

その中には「自分には開業はちょっと・・・」と就職や転職に使いたい人もいるでしょう。

そこでこの記事では行政書士を取得したあとの求人状況について解説していきます。

このような方はぜひ。

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未経験可の行政書士事務所の求人は非常に少ない

僕は行政書士試験に合格した後に行政書士事務所の求人を調べたことがあるのですが、正直非常に少なかったです。

これはネットでも言われていることですが、行政書士事務所は個人でやっているところが大多数で、人を雇っている事務所自体が少ないですし、補助者を雇うならわざわざ有資格者を雇わなくても無資格でも大丈夫だからです。

有資格者を雇っても仕事を覚えた途端に独立されてしまうと困るので、積極的に雇用するところは少ないと聞きます。

都市圏なら求人があったりするのかもしれないですが、地域によってはゼロという可能性すらあるでしょう。

ましてや未経験者を雇ってコストをかけて育てようなんてところを探すのは宝くじに当たるようなものではないでしょうか。

それでも求人があるとするなら、コネやツテを使ってということになる気がします。

なんのツテもない人が誰でも見られる求人媒体を使って行政書士事務所の仕事を探すというのはよっぽどタイミングが合わないと厳しいと思います。

「行政書士事務所」の求人は少ないですけど、弁護士事務所とか司法書士事務所などの他士業の事務所なら求人は結構あるかもしれません。

まあそのような事務所も資格が必要なところは少ないと思いますが、

こういう考えの事務所もあるかもしれません。

また、法務や総務などの事務系の求人の場合、行政書士が有利に働くこともあります。

法務は言わずもがなですが、例えば許認可をやっている総務系の部署が行政書士を持っている人ならぜひというパターンもあるかもしれませんよね。

行政書士試験は3時間で大量の問題を捌く事務処理能力が試される試験でもありますから、合格者には法務や総務の適正があると僕は思います。

そもそも行政書士という資格は独立開業が前提ですから就職や転職を当てにしてというのはちょっと違うと僕は思います。

就職や転職を目指すのなら社労士とかの方が良いんじゃないでしょうか。

ここが十分に分かっていないと、

「行政書士にせっかく合格したのに就職も転職もできない。失敗した！」

という不幸な事態になるかもしれません。

自分は独立開業派かそれとも勤め人派か。

行政書士に挑戦する前に一度は考えてみたいテーマです。

とはいえ、就職や転職に使わなくて、かつ開業もしなくても行政書士が無駄だという気はありません。

なぜなら、

このようなメリットがあるからです。

行政書士の資格は一生涯有効なので、一度取得さえすれば、上記のようなメリットを持つことができます。

今すぐ開業はしないけど開業しようと思ったときにすぐに開業できるという権利は持ってても良いのではないでしょうか。

いかがでしょうか？

行政書士を活用しての転職活動についてまとめてみました。

参考になることがあれば幸いです。

良い求人に会えるかどうかはタイミングも大事なので、こまめに求人をチェックして見逃すことがないようにしておきましょう。