行政書士とは?

行政書士はもはやオワコン?需要やニーズを検証してみた

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行政書士とは?
受験マン
受験マン

行政書士を取っても仕事がないと言われてしまいました。本当に需要なんてあるのですか?

こんな疑問を持つ方はいませんか?

確かにネットでは一部の人から「行政書士は仕事がない」だの「取っても意味がない」など散々な言われようです。

そこでこの記事では行政書士の需要について出来る限りわかりやすく解説していきます。

行政書士を取りたいけど需要の部分で躊躇している人はぜひ最後まで読んでみてください!

【結論】行政書士の仕事の需要は確実にある

まず結論から言いますと、行政書士の需要は確実にあると言えるでしょう。

そもそも全国には4万人以上の行政書士が居ます。

全員が専業というわけではないし、実質稼働していない人もいるでしょうけど、それでも何割かの人は行政書士としてバリバリ活躍されているでしょう。

行政書士として登録しているだけで、それなりの会費がかかるので需要がなくて報酬を得られず、会費を払っているだけの状態のお人好しな人なんてほぼ居ないでしょう。(年間数万円は費用がかかります)

また多くの都道府県で駅前などの好立地なところに行政書士事務所が何件かは建っていたりするものです。

仕事があり、家賃が払えているからこそ、そういう事務所が存続しているのです。

業務独占資格である行政書士としての需要は主に2つの面から成り立っていると僕は思います。

それが、

  • 代行業としての需要
  • コンサル業としての需要

です。

以下で詳しく説明していきます。

▼業務独占資格について▼

代行業としての需要

行政書士に限らず代行業というのは世間に数限りなくあります。

  • 買い物代行
  • 掃除代行
  • 運転代行

人は全ての事をなんでも自分でやるには時間が足りないので、お金を払って出来る人に代行してもらい、空いた時間で自分の本来やるべきことをやります。

「餅は餅屋」と言われるようにその道のプロに任せた方が効率が良いのです。

これは行政書士にも当てはまります。

行政書士は「書類作成のプロ」としてお客さんの煩雑な書類作成を代行して、その対価として報酬を頂く仕事です。

頑張って調べればお客さんが自分でできることかもしれませんが、その時間がもったいないのでお金を払って依頼するのです。

まさにここに行政書士としての需要が発生しています。

コンサル業としての需要

もう一つ需要が発生する例として、

「自分では出来ないことを人に頼む」という場合があります。

単に書類作成をするだけでなく、行政書士としての知見を活かしてお客さんの事業に対して適切なアドバイスをすることによって、代行業以上の価値を感じてもらうことが出来るようになるでしょう。

コンサル業まで出来るようになってくると、もはや行政書士としての需要が無いなんてことはありません。

また、行政書士は国家資格です。

国家資格者という安心感がさらなる需要を呼ぶこともあるでしょう。

行政書士業界の市場規模は300億円程度と言われている

業界の需要を知る時に市場規模も知っておくと便利です。

行政書士の市場規模は300億円程度と言われています。

他の業界と比較してみると、

  • コンビニ 約11兆円
  • 家庭用ゲーム 約4400億円
  • ボウリング 約600億円

などボウリング業界よりも低いのです。

300億円、これを登録している行政書士数の約4万人ほどで割ると一人当たり100万円以下となります(笑)

年収200万円以下の人から年収1000万円を超える人まで収入はピンキリの行政書士業ですが、一人当たりの金額はかなり厳しい数字ですね。

ただ全員がフル稼働しているわけではないですからそこまで悲観的にならなくても良いかと。

副業、兼業、開店休業、肩書のためだけなど色々な人がいます。

むしろ需要や仕事がないと言われる行政書士でも300億円もの市場規模があると言われていることは朗報ではないでしょうか。

これだけの需要はあるんですよ。

需要の多い行政書士業務とは?

行政書士の業務は幅広く様々なものがあります。

大きな分け方では、許認可民事法務にそれぞれ分けられます。

その中でも需要の多い少ないはあるので、どんな業務が需要が多いのかを知っておくことは行政書士として活躍していく上で必須の情報になります。

需要が多いと言われている業務は、

  • 建設業許可
  • 自動車登録
  • 車庫証明

あたりになるでしょう。

国際化に伴い、入管業務の需要も今後ますます増えていくことが予想されます。

地方での行政書士需要はあるのか?

行政書士の仕事は大都市圏だけでなく、地方都市でも需要はあります。

たまに「都会にしか仕事はないのかも」と思っている人も居ますが、そんなことはありません。

地方都市なら地方都市なりの需要はあり、そういった地方ならではの需要を拾って生活している行政書士も多いのです。

地方ならではの行政書士としては、

  • 農地法関係
  • 相続・遺言
  • 自動車関係

が考えられます。

特に地方はまだまだ車社会ですし、都会に比べて高齢化も進んでいるので、そういった需要は大きいです。

農地法関係の業務も地方が多いですよね。

時代のニーズを的確に捉えられる行政書士が活躍している

行政書士の業務は幅広く、時代に応じたニーズは日々変わっていきます。

いつまでも昔からの需要しか見えていない人は新しいニーズに気が付かず段々と仕事を失っていくかもしれません。

逆に新しいニーズに敏感に反応していち早く参入している人は稼いでいる人も多い印象です。

ドローンや民泊などにいち早く参入したり、訪日外国人が増えてきたタイミングで入管業務に力を入れたりといった感じです。

このような時代のニーズを把握するには世の中の動きに興味を持ってニュースを日々チェックすることやたくさんの人に足を使って会いに行って話をしてみることが重要だと個人的に思います。

法改正で需要がバブる可能性も

行政書士の需要は時代によって変わります。

もしかしたら何らかの法改正によって需要が急増することもあるのです。

近年でも、

  • 創業融資
  • ドローン
  • 民泊

などで法改正によって需要の発生した行政書士業務はたくさんあります。

一昔前は会社法改正によって、会社設立業務で一儲けした事務所もたくさんありました。

このように需要が今後伸びていく可能性を秘めているのも行政書士の魅力のひとつです。

まとめ

いかがでしょうか?

行政書士の需要について僕なりの考察をしてみました。

300億円もの市場規模がある行政書士の世界で需要がないなんてことはありません。

行政手続きを面倒に思い、お金を払ってでも誰かに頼みたい人は絶対にあなたの周りにもいます。

地方だろうと都会だろうと関係なく、あなたの住んでいる場所にもその場所なりの行政書士需要というのはあるのです。

大切なことは如何に需要を見つけ出し、如何にその需要に応えることができるのか。

それが行政書士として食っていくための方法なのでしょう。

老舗の事務所に既存の需要をガッチリ抑えられているのなら、積極的に法改正に飛び込むのも良いでしょう。

行政書士は可能性に満ちた資格だと思うので、ぜひ目指してみてください。

では、ご精読ありがとうございました!

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