行政書士に挑戦することに決めたのですが、どれくらいの人が合格しているのか気になります。近年の合格率の推移を教えてくれませんか?
こんな疑問を持っている方はいませんか?
法律系の難関資格とも言われる行政書士試験に挑む場合、事前に合格率を知っておくことはとても大切です。
どれくらい難しいのか把握することで、必要な勉強量も分かりますし、覚悟も固まります。
そこでこの記事では近年の行政書士試験の合格率の推移を解説し、そこから見えてくる傾向などもまとめます。
行政書士受験生には参考になると思うので、ぜひ最後まで読んでみてください!
過去10年間の行政書士の合格率の推移
令和元年 | 11.5% |
平成30年 | 12.7% |
平成29年 | 15.7% |
平成28年 | 9.95% |
平成27年 | 13.12% |
平成26年 | 8.27% |
平成25年 | 10.1% |
平成24年 | 9.19% |
平成23年 | 8.05% |
平成22年 | 6.6% |
過去10年を振り返って行政書士の合格率を確認してみると以上のようになります。
見て分かるようにだいたい10%前後で推移していますね。
平成29年度だけは15.7%と宅建並みの高い合格率となりました。
10人受けたら1人受かるという計算になりますが、これを見てどう思うでしょうか?
たぶん思ったより難しそうとか厳しそうだと感じた方が多いと思います。
でも安心してください、そこまで絶望的な難易度でもないですから(笑)
受験を実際にしてみて思いますが、やることをコツコツやってしっかり勉強した人ならきっと合格できるくらいの難易度だと思いますよ。
司法書士みたいに相対評価で合格率3%なんて試験だと、僕も受かる気がしませんが、行政書士はそうではなく、凡人でも努力すれば報われる試験です。
行政書士と社労士の合格率を比べてみた
社労士の近年の合格率は、
- 令和元年・・・6.6%
- 平成30年・・・6.3%
- 平成29年・・・6.8%
と6%台が続いています。
合格率から考えると行政書士試験より難しいと言えますね。
社労士試験は足切りラインも厳しく、少しのミスが命取りになる恐い試験というイメージを持つ方も多いでしょう。
もちろん行政書士試験にも一般知識の足切りはあるし、記述式の問題もあったりして一筋縄ではいかないのは同じです。
合格率だけを見てどちらを受験するのか決めるのではなく、自分がやりたいことに繋がる資格を取るのが一番です。
>>記述式対策はこちら行政書士試験の記述式はどう対策する?おすすめ勉強法を紹介
【傾向】行政書士は難しくなっている?
全体的な傾向としては易化気味かなと思います。
最近の合格率は高めで推移していますからね。
一昔前は合格率の高い年と低い年が交互に来ているかなという印象でした。
その前になると試験制度が変わって一気に難化した時期もありました。
そういう時代に比べると、参考書や通信講座も充実し、受験生のレベルが上がったのかもしれませんが、それでも合格しやすくはなっていると思います。
でもこれからまた難化して合格者を絞っていかないとも限りません。
だから早いとこ合格してしまった方が良いでしょう。
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これからの行政書士試験は難化する?易化する?傾向を知り対策を!
合格率10%前後ってどれくらい勉強すればいいの?
僕は宅建やFP2級なども合格しているので、他資格と行政書士を比較もできます。
その経験から言うと、合格率10%前後の試験はだいたい600~1000時間くらい勉強が必要かなと。
期間で言えば半年~1年くらいの勉強が目安かなと思います。
だいたいこういう資格の合格率というのは20%を超えてくるとグッと受かりやすくなる印象です。
15%でそこそこ難関、10%切るとかなり難しいなというイメージ。
たまに「数ヶ月で簡単に受かる」とか「楽にすき間時間だけで受かる」とか言う人もいますが、それは信じたら痛い目を見ますよ(笑)
やっぱりやりたいことを我慢して半年以上は法律の勉強に向き合う覚悟が必要な資格です。
それでも司法試験や司法書士試験みたいに一生かけても合格できずに年を取ってから諦めるというような資格ではないですし、働きながら合格している人もたくさんいますから挑戦する価値はあると思います。(僕も正社員として働きながらの合格です)
まとめ
いかがでしょうか?
行政書士の合格率の推移についてまとめてみました。
合格率10%前後の難関ですが、専業でなくても受かるし、努力すれば受かるというちょうどいい試験だと思います。
簡単に受かるわけはありませんが、だからこそ受かった時の周りの評価も高いし、自分にも自信が持てるようになります。
僕は1年以上かけて勉強して行政書士を取得しましたが、取得して上記のようなメリットもあったので、後悔したことはありません。
人生100年時代の長い一生の中で、1年や2年くらいはひたすら勉強に打ち込む期間があっても良いのではないでしょうか?
そんな人を僕はブログを通して応援していきたいと考えています。
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