世の中には多くの資格がありますが、中には受験資格が必要なものもあり、いざ受験しようと思っても悔し涙を浮かべてしまう人もいます。
さて、この記事では「行政書士」の資格の受験資格について解説していきます。
長くなっても良くないので結論から話していきましょう。
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行政書士に受験資格は無い。高卒・中卒でも大丈夫。
いきなり結論から申しますと、行政書士資格に受験資格はありません。
年齢・性別・学歴・国籍に関係なく誰でも受験できます。
もし高卒や中卒で受験できるかどうか気にしている人がいるのなら、全く問題ありませんよ。
高卒で行政書士試験に合格して行政書士として成功している方も世の中にはたくさんいます。
誰にでも門戸が開かれているという点で素晴らしい資格だと個人的には思います。
注意:受験はできるけど行政書士にはなれない場合
受験資格はないので、誰でも受験可能ですが、合格しても行政書士として登録できない場合もあるので注意してください。
例えば未成年者は行政書士として登録できないので、未成年の時点で試験に合格しても成人するまで待たないといけません。
詳しくは下記の記事で。
行政書士資格を取って社労士へのステップアップに進む人も
受験資格のない行政書士資格をまず取得して社会保険労務士の足掛かりにする人も結構います。
それは何故かと言うと、社労士には受験資格が必要だからです。
社労士を受験するためには学歴か実務経験が必要で、どちらも簡単に準備することは難しいです。
しかし行政書士資格があれば受験可能になるので、同じ法律系資格で難易度も比較的似ている行政書士を足掛かりにするのです。
行政書士の独学をする場合、高卒だと不利になるのか?
結論から言いますと、高卒でも大卒でもたいして変わらないので不利にはならないと思います。
大学で法学部だった人は別ですが、法学部以外の人が行政書士を勉強する場合は高卒の人同じようにゼロからのスタートです。
よーいどんで一斉にスタートするとしたら独学でも条件は同じになります。
ただし、行政書士の科目の中の「一般知識」は大学受験を経験してセンター試験などを受けた事がある人は多少有利になります。
その分だけ法律科目に時間を割くことができますから。
あとは大卒の人は勉強習慣がついていたり、勉強の方法が分かっていることもあるので、そこは有利になるかもしれません。
とはいえゼロから法律の勉強を積み上げていくという意味ではスタートは同じなので、そこまで高卒だからといって不利になると思うことはないです。
まとめ
この記事で紹介したように行政書士試験には受験資格というものがありません。
誰でも受験可能な資格なのです。
もし行政書士資格に興味があって、挑戦してみたいと思っているのなら、受けてみることをおすすめします。
法律系資格の登竜門的な位置付けの行政書士ですが、取得することによってたくさんのメリットを感じることもできるのです。