行政書士の開業

行政書士の年収はどれくらい?副業と専業について

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行政書士の開業

行政書士を取得したらどれくらい稼げるようになるのだろう・・・

こんな疑問を持つ方はいませんか?

難関国家資格である行政書士を取得して仕事に活かしていこうと考える人にとって非常に気になる点ですよね。

趣味で取得するんだという方は年収にはあまり興味がないかもしれないですが、そのような方は少数派だと思います。

そこでこの記事では行政書士の年収の相場がどれくらいになるのかを解説していきます。

行政書士を目指している方はぜひ参考にしてください。

【現実】行政書士の平均年収はあまり気にしないで良い

ネット上では「食えない」とか「数年以内に9割が廃業する」と言われている行政書士ですが、果たして平均年収はどれくらいなのでしょうか?

これについては「平均300万円」とか「平均600万円くらい」と色々な意見があります。

これに関して僕は、年収のバラツキの大きい行政書士という仕事は平均を見てもあまり意味がないように思います。

なぜなら、年収200万前後の人がゴロゴロいる一方、それに対して年収3000万を超えるような人も多いのです。

また、専業の人もいれば、お小遣い稼ぎの副業感覚の人もいるでしょう。

そういうのを全部ひっくるめての年収が300~600万くらいという話なので、結局は個人の実力、努力次第な部分が大きいはずです。

平均年収なる数字を見て、「思ったより少ないな」と思って行政書士になるのを諦めるのはもったいないです。

反対にほとんど稼げることなく廃業一直線の人だっているのですから、自分が稼げるタイプなのかそうでないのかはしっかり考えた方が良いと思います。

行政書士の平均年収は300~600万くらいだが個人差が非常に大きい

【独立開業or雇われ】行政書士の働き方で年収はどうなる?

行政書士の働き方には大きく分けて2つの形態があります。

  • 独立開業して働く
  • 雇用されて働く

この2つの働き方です。

独立開業型の資格である行政書士を活かして働く場合、多くの人は「独立」の道を選びます。

独立開業した場合の年収は本当にピンキリで、コネや営業力のある人はそれこそ年収1000万以上も夢ではありません。

逆にコネやツテもなく営業も苦手という人の場合、大きく稼ぐことは難しいかもしれません。

このように個人の資質や努力が収入にモロに反映されるので、それがメリットでもありデメリットでもあるのです。

自分の頑張り次第でいくらでも収入が増えることに魅力を感じるなら開業向きですし、毎月決まった金額を安定して稼ぎたいのなら雇用されることを狙った方が良いと思います。

独立して1年目の年収は期待できない

独立開業したら大きく稼げる可能性があるとは言っても、それはコツコツ継続して事務所運営をやっていった場合の話です。

数年行政書士事務所を続けていると、口コミ効果などでお客さんからの紹介も増えていき、紹介が紹介を呼ぶ状態になるとようやく安定してくるというような声もあります。

よっぽど強力なツテなどがないかぎりは開業1年目は顧客もそれほど多くないはずですから、あまり年収には期待できないということは覚えておいた方が良いでしょう。

ですから開業してしばらくは無収入でも生活できるほどの貯蓄は貯めておいた方が良いとされています。

雇われ行政書士のメリットとデメリット

行政書士として行政書士法人に雇われるという選択肢もあります。

雇われ行政書士のメリットとして、まず安定した収入が挙げられます。

雇用され決まった時間に出社して決まった仕事をして、その対価として給与を頂くというサラリーマンと同じような働き方になります。

毎月決まった額が安定してもらえるというのは自営業の方の多くが魅力に感じるところでしょう。

また2つ目のメリットとして、周りに行政書士がいて、分からないことがあれば聞けるし、仕事は自分で獲得しなくてもあるはずなので、実務の知識がメキメキと付くということがあります。

新人の頃は仕事の獲得だけで精一杯、何とか仕事を獲得したら、今度はその仕事に全力で取り組み、また最初に戻るというようなイメージで結構大変だと思います。

そのような働き方が不安だというのなら、まずは雇われで働いて行政書士の実務を覚えてから開業しても遅くはないはずです。

雇われ行政書士のデメリットとしては、開業した時ほど大きく稼げる夢は見れないということでしょうか。

良くも悪くも安定しているので、働けば働くほど年収が増えるという自営業の醍醐味みたいなものは感じられないと思います。

「せっかくなら一発当てたい、年収1000,2000万円を目指したい」という人の場合は雇われだと厳しいでしょう。

独立開業するか雇われで働くか?それぞれのメリットとデメリットをよく考えよう!

専業行政書士と副業行政書士

行政書士を専業として取り組むのか副業として取り組むのかで、収入は大きく違ってきます。

行政書士は基本的に労働集約的な働き方ですから、専業に特化すればそれだけ収入は増える傾向にあるでしょう。

他の士業の足しになるようにとか、サラリーマンの副業などの働き方の場合、どうしても時間がないので、副収入とかお小遣いレベルになってしまいます。

行政書士をやるのなら専業でやるのか副業レベルでやるのかを事前に考えて、自分の希望する働き方やライフスタイルに応じた暮らしをしていくことをオススメします。

行政書士として高年収を目指すにはどうする?

行政書士として高年収を目指す場合、やはり雇われの状態だと限界があるので、独立開業を目指すべきだと思います。

独立開業をした上で、

  • 需要のある専門分野を持つ
  • 丁寧な対応で信頼を得てリピーターを増やしていく
  • 補助者を雇うなど事務所の規模を拡大していく

などの方法で毎年少しずつでも売上を拡大していけると良いですね。

もちろん誰でも上手くいくわけではなく、高年収どころか普通に生活する収入さえ稼げなくて撤退する人もいるので、資格を取れば安泰というわけではありません。

ただ、失敗したとしても大きく借金を抱えるような仕事でもないので、リスクを考えて堅実に挑戦してみる分には良いんじゃないでしょうか。

需要のある行政書士業務

王道は許認可系ですよね。

特に建設業許可はザ・行政書士というべき需要の多い仕事です。

業界的にも「建設業許可なら行政書士へ頼む」というある種の常識があるので営業もしやすいのがメリット。

建設業許可以外なら、自動車関連の業務や古物商許可、産廃業許可なども王道ですね。

それに新しく需要の高まる業務も要チェックです。

例えばドローンや民泊など時代の変化と共に注目されている業務です。

まとめ

いかがでしょうか?

行政書士の年収について解説してきました。

  1. 平均年収は300~600万と個人差がある
  2. 年収200万台の人から年収3000万以上の人など幅広い
  3. 独立開業すれば収入は青天井だが稼げなくて廃業の可能性も
  4. 雇われ行政書士はメリットも多いが稼ぐには不向き
  5. 副業で無理なく稼ぐという選択肢もある
  6. 失敗しても大きなリスクはない場合が多いので挑戦もアリ

まとめるとこんな感じになります。

行政書士を活かして仕事をしたいと考えている方の参考になれば幸いです。

では!

僕が28歳で行政書士を開業してたった1年半で廃業した話
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