今度行政書士試験に挑戦することに決めました。そこで気になるのが受験者数や合格率です。どのように変遷しているのですか?
このような疑問を持つ方に向けて書いています。
この記事では過去10年間の行政書士試験の受験者数の推移と合格率の変遷を解説していきます。
これらのデータを知ることは合格へのヒントとなると断言できます。
ぜひ詳細を知り、効率良く学習するためのきっかけにしてください。
行政書士試験の受験者数の推移
申込者数 | 受験者数 | |
2021年 | 61869 | 47870 |
2020年 | 54847 | 41681 |
2019年 | 52386 | 39821 |
2018年 | 50926 | 39105 |
2017年 | 52214 | 40449 |
2016年 | 53456 | 41053 |
2015年 | 56965 | 44366 |
2014年 | 62172 | 48869 |
2013年 | 70896 | 55436 |
2012年 | 75817 | 59948 |
2011年 | 83543 | 66297 |
2010年 | 88651 | 70586 |
過去12年間の受験者数の推移は以上のようになります。
2010年→2019年で88651人→52386人で36265人も申込みしている人が減っているのです。
約40%も減ってしまいました。
受験率は75%前後
試験に申込みしても受験しない人も結構います。
計算すると申込みした人のうち実際に受験するのは75%ほどで、4人に1人は受験会場に来ることすらないです。
申込みしたのに受験しない理由は様々ですが例えば、
- 急用が入った
- 諦めた
- 戦意喪失
などでしょう。
余談ですが、雨天の場合は受験する人は少なくなります。
まあ受かる気のしない試験にわざわざ雨の中行きませんよね(笑)
行政書士の受験者数が激減している理由とは?
僕の推測ですけど、以下の理由から減少していると感じます。
- ここ数年は人手不足で雇用環境が良くなって資格に頼る人が減った
- 行政書士が食えない、使えないというイメージの浸透
- AI台頭論で士業の将来性が一部で疑われ始めた
中でも景気の影響が一番大きいと思います。
資格を取らなくても転職市場は活況で、条件の良い求人も昔に比べて増えました。
そしてコロナでこれから雇用環境が悪化していくと再び行政書士などの資格や公務員などの人気が高まるでしょう。
行政書士を受験する人の男女比は?
行政書士の受験生の男女比は概ね7:3となっています。
女性でも開業して得意分野を持ち、平均年収以上に稼いでいる人も多いと言われています。
依頼内容によっては女性の方が相談しやすいと言われる場合もあり、活躍の機会は多いでしょう。(離婚業務など)
行政書士の合格率の推移について
西暦 | 合格率 |
2021年 | 11.18% |
2020年 | 10.7% |
2019年 | 11.5% |
2018年 | 12.7% |
2017年 | 15.7% |
2016年 | 9.95% |
2015年 | 13.12% |
2014年 | 8.27% |
2013年 | 10.1% |
2012年 | 9.19% |
2011年 | 8.05% |
2010年 | 6.6% |
見ての通り合格率は基本的に増加傾向にあります。
特に2017年の15.7%という数字は宅建並みの数字ですので、僕もびっくりしました。
だいたい毎年10%前後、10人に1人が合格する試験だと思っておいたら良いでしょう。
【行政書士試験の傾向】合格率が高い時に受けておく方がお得
資格試験というのは多少の増減はあるものの合格率が徐々に上がっていったり下がっていったりします。
難化、易化というものです。
難化傾向にある資格は受かるために苦労しますから、できるだけ簡単な時に受験しておく方が得ですよね。
行政書士試験は10~20年前は難化傾向にあったと感じます。
しかしここ10年間は易化傾向にあります。
だから受験するタイミングとしては今はかなりおすすめです。
まとめ
いかがでしょうか?
行政書士試験の受験者数の推移と合格率の変遷についてまとめました。
復習すると、
- 受験者数は大幅に減っている
- 合格率は増加傾向
- 今は比較的受験のチャンス
このようになります。
ぜひ参考にして合格するためのヒントにしてください。
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